「Church」(教会)という言葉は、「主」という意味のギリシャ語「kyrios」と、「強い」という意味のインド・ヨーロッパ語族の語幹「kewe」に由来します。そして現在、この言葉には、「集会」、「非宗教的権限とは区別される宗教的権限」、「聖職、聖職者」という意味があります。
「教会」という言葉は、キリスト教の組織だけが用いるわけではありません。キリスト教徒が存在する1万年前から、さまざまな教会が存在していました。またキリスト教自体が、すでに設立されていた教会に反旗を翻すものだったのです。現代では、特定の宗教的教義を信じる人々の集団を全般的に指す言葉として「教会」が用いられます。
教会とは、神聖な信条や宗教的実践を共有する信者の集団のことです。彼らはその信条や実践によって、人生の究極の問題を克服しようとします。
1950年代にサイエントロジストたちは、L. ロン ハバードの技術とその結果が人間の精神の解放を直接扱っていること、そしてより高い精神的意識への到達が、日常的に達成されていることを認識しました。自分たちが宗教的な実践に携わっているということは、彼らにとって明白でした。こうして、彼らは1950年代初頭に、自分たちの精神的な要求によりふさわしいものとして、教会を組織すべきだと決心しました。 こうして1954年、サイエントロジー最初の教会法人が組織されたのです。
したがって、サイエントロジーは宗教であり、サイエントロジーを指して教会という言葉を使うのは正しいのです。