ここ十年のタイは、クーデター、各党派の政権争い、治安部隊とデモ隊の衝突に明け暮れました。
平穏さをもたらす「しあわせへの道」の効果を知っていたタイのしあわせへの道チームのメンバーたちは、党派間の対立を緩和するために尽力しようと決めました。
バンコクから始め、王宮の練兵場で夜間集会を開いていた左派グループに、そして他の場所で集会を開いていた右派グループに数千冊の「しあわせへの道」の小冊子を配布しました。 最初の1時間が過ぎる頃には、デモ隊は行進を止めて教訓を読むようになっていました。 各党の指導者たちに「しあわせへの道」の小冊子が渡されると、敵対する2つの団体の間でひとつの合意点が形成されました。
「しあわせへの道」チームはまた、タイの労働者が何世代にもわたって集まって市場を作っているクローントゥーイ区のバンコク市民や、首都バンコクでの列車で、チャオプラヤ川に沿って停車しているタクシー運転手に、ワットタムマンコントーン修道院の仏教徒などに直接小冊子を手渡しました。
彼らはさらに活動範囲を広げ、「しあわせへの道」を学校で紹介し、何千という生徒がその教訓について対話式の指導を受けました。
このプログラムについて紹介されたバンコクの王国国家警察庁の高官は、すぐに「しあわせへの道」の小冊子をすべての隊に配布するように命じました。
このチームはまた、600人の首都警察官や、タイ憲法を守る責任がある国王の王立軍の特別ユニットにもセミナーを提供しました。 「しあわせへの道」のトレーニングはすぐに軍のすべての部門に広がりました。軍の戦略指揮所にある情報センター、王国空軍のブラック・ホーク・ヘリ隊、タイ王国式典行進軍、王国通信部隊、そして近衛兵などにです。
総計すると、1万人が「しあわせへの道」の講演に参加し、15万人が「しあわせへの道」の小冊子を受け取り、何十万という人々がテレビでそのメッセージを受け取りました。 たった1年で、「しあわせへの道」のメッセージは1,300万人のタイ国民に届けられました。
そして、22,000以上の部隊の手に小冊子が渡ったことで、王立軍士官の一人は「今日『しあわせへの道』のお陰で我々の将来に希望が持てました」と宣言しました。