オーディターが一定の行動規律に従わなくてはならないのと同様に、監督者もサイエントロジーのコースルームにおいて一定の規律に従わなくてはなりません。昔ながらの教室の先生たちとは違い、コース監督者は「権威」として生徒たちに何を考えるべきかを命じたり、その教科に対する見解を押し付けたりといったことはしません。その逆に、生徒たちはダイアネティックスとサイエントロジーの教材の中にある答えを自分で見付け出すように導かれます。
以下の規律は、1957年にL. ロン ハバードによって書かれました。この規律には、規範的でプロらしいコースルームを確実に維持し、生徒に最大の益がもたらされるようにするための重要な指針が示されています。世界中のサイエントロジー教会の監督者たちが、技術トレーニングのレベルを高く保ち続けるために、この規律に従っています。
1. 監督者は、生徒をサイエントロジー・データの実際の源へと方向付ける機会を決して無視してはならない。
2. 監督者は、生徒の間違いを情け容赦なく否定し、それを行っている間は良いARCを用いるべきである。
3. 監督者は、生徒がトレーニング活動を行っている間は常に彼らと良いARCを保つべきである。
4. 監督者は、生徒の愚かさに対して常に大きな忍耐力を持たなくてはならず、生徒がデータを理解し、その現実性を習得するように、理解していないどのようなデータも、必要とされるだけ何度も進んで繰り返さなくてはならない。
5. 監督者は、生徒との関係において「ケース」を持ってはおらず、自分自身の個人的な問題についてその生徒と検討したり、また話したりもしない。
6. 監督者は生徒に対して常に決まって、良いコントロールと指示の源点となる。
7. 監督者は、サイエントロジーのどのような部分も、その他の部分そして8つのダイナミックスにわたる生存性と相互に関連付けることができるものとする。
8. 監督者は、サイエントロジーに関するいかなる質問にも、データの実際の源へと生徒を方向付けることによって答えることができるべきである。もし監督者が特定の質問に答えることができない場合は、常にそのように言うべきであり、また常に源からその質問に対する答えを見付け、その答えがどこにあるかを生徒に伝えるべきである。
9. 監督者は絶対に、サイエントロジーについて生徒に嘘をついたり、だましたり、間違って指導したりすべきではない。監督者はそれについて、生徒に対して常に誠実であるべきである。
10. 監督者は、良い実演を示す、時間を守る、きちんとした服装をするといったように、生徒にとって常に良い見本を示すべきである。
11. 監督者は常に、生徒に行うように指示したことはいかなるものでも自分でも行う意欲を持ち、そしてそれができるべきである。
12. 監督者は、自分の下で生徒がトレーニングを受けている間、性別にかかわらずその生徒と感情的に関わり合うようになってはいけない。
13. 監督者は、誤りを犯した時はどのようなものでも、それを生徒に知らせ、すぐに訂正しなければならない。このデータは、トレーニングにおけるすべての段階、実演、講演、そしてプロセシングなどに適用される。監督者は決して、誤りを犯したという事実を隠すようなことがあってはならない。
14. 監督者は、生徒が誉められるべき時には決してそうすることを怠るべきではない。
15. 監督者は、監督者と生徒との関係に関してある程度全体決定の視点を持つべきである。
16. 監督者は、実演や他のトレーニングの目的のために、生徒に自分をコントロールさせたり、自分に指示を出させたり、何らかの方法で監督者自身を処理させた時は、常に生徒を自分のコントロールの下に戻すべきである。
17. 監督者は、セッションの間は常にオーディターの規律を、そして常にサイエントロジストの規律を遵守する。
18. 監督者は、それが個人的な意見であると完全に断りを入れることなしに、サイエントロジーについての意見を生徒に与えることは決してない。さもなければ、テストされ証明がなされたサイエントロジーに関するデータがある場所のみを教えなければならない。
19. 監督者は、決して自分の個人的な利益のために生徒を利用しない。
20. 監督者は、安定したターミナルとなり、基となるデータへの道を示し、確信を持っているが、生徒に対して独断的、独裁的ではない。
21. 監督者は、サイエントロジーの最新のデータや手順を常に知るようにし、そしてこの情報を生徒に伝える。