ネパールの識字率は世界で151番目です。 その結果、ここには発展に向けたまともな社会基盤がなく、人口の半分以上がその日暮しをしている有様です。
この状況を打破するために、首都カトマンズ中心部にあるマウント・ガウリ・シャンカー学校では、理科の教科書の著者として有名な教育者が、自国の教育の質を高めることに献身しています。
生徒たちの学習能力の欠落に対する解決策を求めていた教育者は、国際アプライド・スカラスティックスとL. ロン ハバードの勉強の技術を発見しました。
彼はすぐに勉強の技術の基礎についてのトレーニングを受け、それらの基礎を使って、複数の学年の生徒たちを対象に試験プログラムを開始しました。 彼はまず、中学2年、3年の生徒に勉強の3つの障害を教え、次に小学校から中学校の全学年に、それから高校の数学と化学のクラスへと移行しました。 その結果は決定的なものでした。以前は生徒全体の30パーセント程度に低迷していた合格率が、全学年にわたって80パーセント以上に急上昇したのです。
勉強の技術のごく基礎を用いただけの試験的なプログラムがこれほどの成功を収めたことで、この校長はミズーリ州のアプライド・スカラスティックス国際キャンパスに登録し、アプライド・スカラスティックスの教師トレーニングの全ラインアップを行うことにしました。 これには、「上級のコミュニケーション技能」、「上級の指導の基本」、「アプライド・スカラスティックス教育課程コース」などが含まれていました。
ネパールに戻った校長は、まず自分の学校でこれを全面的に導入しました。 続いて、この国の深刻な貧困地域にいる教師たちを対象に、勉強の技術の講座を開きました。 また、へき地の村落で教える教師たち向けの講習会も開きました。カトマンズから350キロ離れた山岳部にある村落でも、500人の生徒を受け持つ教師たちを指導しました。
ネパールにおける成果は、勉強の技術で教育を再生できるという可能性を示すものです。 ひとりの教育者が、勉強の技術を用いる1600人の教育者から成るネットワークを築き上げ、彼らは自分たちの教室で教育を変えています。 彼はまた、ネパールに常設のアプライド・スカラスティックス・トレーニング・センターを設立し、その落成式は教育大臣によって行われました。