地域社会での活動

真実を知ってください:薬物
地球規模で広がるメッセージ

フランスでは過去20年にわたり、手渡しや薬物防止イベントを通じて1,000万部もの薬物防止教育小冊子が配布され、意識向上に貢献してきました。

薬物についての真実を
知った人々、特に若者たちは
この情報があらゆる人に
伝わる手助けをしたいと
自然に思うようになります。

180ヵ国にわたる組織化されたボランティア活動の結果、5,000万部の薬物防止小冊子が配布され、何千何万もの地域薬物意識向上活動が行われてきました。

薬物使用を防止する上で、こうしたキャンペーンのインパクトは絶大です。 正しい情報を得た若者たちは、薬物には絶対に手を出さないという判断を自分で下すことができ、周囲からの誘惑に負けることもありません。

しかし成果はそれだけにとどまりません。薬物についての真実を知った人々、特に若者たちは、この情報があらゆる人に伝わる手助けをしたいと自然と思うようになります。 こうして、このプログラムとその活動は人から人へ、また地域社会から地域社会へと広がり続けます。

教育キャンペーン「真実を知ってください:薬物」は、さまざまな活動やイベントを通じて世界各地で実施されています。それぞれが薬物のない人生を広め、推進する実績ある手法です。 できるだけ多くの人の参加を促し、力を持たせるために、この活動はシンプルかつさまざまな年齢層に対応できるように制作されています。 何よりも、これらは薬物についての真実を何百万もの人々にもたらす上で効果的です。

ボランティアたちは人通りの多い市街地に情報ブースを設置し、道行く人々に事実を伝えています。小冊子の配布、公共サービスメッセージの上映、レクチャー、薬物防止の署名、ミュージシャンの演奏、アクロバットなどのエンターテイナーを通じて、人々の関心を引き付けます。

地元の企業や商店は、薬物教育小冊子を顧客や従業員に配布し、ショーウィンドーにポスターを掲示するなどしてこのキャンペーンを支援しています。

作文・ポスター・コンテストは、薬物のない暮らしというメッセージを印象的に表現した作品を表彰します。 この種のコンテストは、地元の学校や青少年団体、コミュニティー・センターなどと協力して、薬物に対する意識を高め、薬物のない暮らしを推進するために開催されています。 入賞作品をはじめとする応募作品は、学校、コミュニティー・センター、教会などに展示されます。

薬物防止青少年クラブは、薬物とは無縁のライフスタイルを推進するもうひとつの効果的な手段です。 こうしたクラブは、「薬物についての正しい情報を知ろう」というシンプルなメッセージを掲げて形成されます。 クラブのメンバーは「真実を知ってください:薬物」の資料を自分の友達やクラスメート、近所の人などに配布し、彼らが薬物防止の宣誓に署名するよう勧めます。

ボランティアたちは、「真実を知ってください:薬物」小冊子の情報と公共サービス広告を使って、薬物防止教育の講演をすべての学年の生徒たちに向けて行いました。

子供たちは地元の放送局のテレビ番組やラジオ番組に出演して、薬物防止教育の活動をPRしています。

薬物防止コンサートは、音楽を通じて薬物のない暮らしを推進します。横断幕の掲示、Tシャツ、小冊子の配布なども行われます。

薬物防止マラソンや自転車ツアーなどのスポーツ大会は、多くの地域で恒例行事になっています。主催者はスポーツ界や芸能界の人気者を招いて協力してもらい、地元の商店や企業からの後援を得てこうした大会を開催します。 世界各地で行われているこうした活動は、どれも地域色豊かなものです。

5,000
万冊
以上の
「真実を
知ってください:
薬物」
の小冊子が
世界
180ヵ国
で配布されました

■ 台湾の高雄(カオション)では市議会議員が薬物防止宣誓集会に参加しました。

■ イギリスのロンドンでは「真実を知ってください:薬物」のボランティアが、国連薬物乱用防止デーに小冊子の配布、署名活動、意識向上レクチャーといった活動を行っています。

■ スイスでは、薬物防止教育キャンペーンの20周年を祝って全国で小冊子が配布されました。

■ フランスでは20年間上昇し続けた若者による大麻の使用率が顕著に減少しました。「真実を知ってください:薬物」キャンペーンが20年にわたって実施され、国内のさまざまな都市で何百万部もの小冊子が配布されたことがこの変化に寄与しました。